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当サイトは医療機関ではありません。掲載内容は添付文書・審査報告書・厚生労働省・学会などの公開資料を整理したもので、効果・安全性を保証するものではなく、医師の診断・治療に代わるものではありません。マンジャロ(チルゼパチド)の効能は2型糖尿病で、肥満治療目的・痩身目的での使用は国内で承認されていない目的での使用にあたります。使用の可否・量・リスクは必ず医師・薬剤師にご相談ください。(本記事の確認日:2026年11月1日)

マンジャロの薬価はいくら?2026年8月に25%下がった値段と、保険が使える条件・3割負担の目安・自費

マンジャロ(成分名:チルゼパチド)の値段を知りたい人に向けた記事です。保険で使うときの値段(薬価)はいくらか、2026年に何が変わったか、保険が使えるのはどんな人か、痩せる目的の自由診療だとどうなるかをまとめました。同じ成分のゼップバウンドや、ウゴービ・オゼンピック・リベルサス(成分名:セマグルチド)も並べています。

根拠にしたのは、厚生労働省の薬価基準収載品目リスト(Excel)、中央社会保険医療協議会(中医協)の資料、薬価の改正の通知、最適使用推進ガイドライン、国税庁の資料です。確認日は2026年11月1日です。

先に大事な点を書きます。マンジャロの効能は「2型糖尿病」だけです。痩せる目的で使うと保険は使えず、自由診療になります。厚生労働省は、マンジャロなどを美容・痩身・ダイエット目的で使った場合について「安全性及び有効性は確認されておらず」と書いています。

先に答え:マンジャロの薬価・値段と保険適用の条件(2026年11月1日確認)

  • マンジャロの薬価:2.5mgは1キット1,443円、5mgは2,886円、15mgは8,658円です(厚生労働省の薬価基準収載品目リスト・令和8年11月1日適用)。
  • 2026年8月1日に25%下がった:「持続可能性特例価格調整」という決まりで、2.5mgは1,924円から1,443円に、5mgは3,848円から2,886円になりました。6つの用量すべてが、前の値段の75%です。
  • ゼップバウンドの薬価:2.5mgは3,067円、10mgは8,999円で、2025年3月の発売のときから変わっていません。同じ成分・同じ量でも、マンジャロより高い値段です(効能が違う別の薬として決められています)。
  • 保険で使える人:マンジャロは2型糖尿病の人です。ゼップバウンドとウゴービは肥満症の人で、BMIなどの条件、6ヵ月以上の食事療法・運動療法、使える医療機関の条件がそろう必要があります。
  • 3割負担の目安:マンジャロ2.5mgを4本(4週分)使うと、薬価は5,772円で、3割は1,731.6円です(薬の値段だけの編集部試算。診察料などは別)。
  • 痩せる目的の自由診療:保険は使えず、費用は全額が自己負担です。値段は各医療機関が決めていて、オンライン診療の6社では、2.5mg・4本を1か月分だけ処方してもらう場合の合計が13,050〜34,650円でした(2026年8月31日時点)。
  • 医療費控除:国税庁は「容姿を美化し、又は容ぼうを変えるなどのための費用」は医療費に当たらないとしています。痩せる目的の薬が対象になるかを国税庁が直接書いた資料は、見つかりませんでした。

出典は記事末尾の厚生労働省・中医協・国税庁などの資料。

この記事の作り方

  • 薬価:厚生労働省の「薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について」に掲載された Excel(注射薬・内用薬)の、令和8年11月1日適用のものと令和8年3月18日適用のもの。該当する行を読みました
  • 値段が変わった理由:中医協の資料(令和8年5月13日・総-4-3、令和7年8月6日・総-7-3)と、薬価の改正の通知(保医発0519第4号・令和8年5月19日)
  • 保険の条件:最適使用推進ガイドライン(チルゼパチド・肥満症=令和7年3月、令和8年5月改訂/セマグルチド・肥満症=令和5年11月、令和8年6月改訂)と添付文書
  • 自己負担の割合:厚生労働省「医療費の一部負担(自己負担)割合について」、政府広報オンライン
  • 医療費控除:国税庁のタックスアンサー No.1122、所得税基本通達73-4、「暮らしの税情報」(令和8年度版)
  • 確認日:2026年11月1日(日本時間)。最適使用推進ガイドラインと添付文書は、2026年10月31日に読んだものです
  • 載せないもの:口コミ・体験談、クリニックの宣伝、ランキング

マンジャロの薬価はいくら?

薬価は、保険診療で使う薬について国が決めている値段です。マンジャロは、6つの用量それぞれに1キット(1回分)の薬価があります。厚生労働省の薬価基準収載品目リスト(令和8年11月1日適用)の値段は、次のとおりです。

マンジャロ皮下注アテオスの薬価(1キット=1回分。厚生労働省 薬価基準収載品目リスト〔注射薬〕令和8年11月1日適用と令和8年3月18日適用。2026年11月1日確認)
用量2026年7月まで2026年8月1日から(いま)
2.5mg1,924円1,443円
5mg3,848円2,886円
7.5mg5,772円4,329円
10mg7,696円5,772円
12.5mg9,620円7,215円
15mg11,544円8,658円

令和8年11月1日適用のリストでは、6つの用量すべての備考の欄に「R8.8.1新薬価適用」とあります。マンジャロは週1回の注射で、2.5mgから始めて4週間使い、そのあと5mgが続けて使う量(維持用量)です(添付文書)。用量ごとの使い方は使い方・打ち忘れの記事にまとめています。

マンジャロの値段は2026年8月に下がった(持続可能性特例価格調整)

マンジャロの薬価は、2026年8月1日に、どの用量も25%下がりました(いまの値段は前の値段の75%)。

  • 理由:中医協の資料(令和8年5月13日)は、マンジャロについて「マンジャロ皮下注について持続可能性特例価格調整の要件に、それぞれ該当した」と書いています。売れた額が大きく増えた薬の値段を見直す決まりで、同じ資料にはマンジャロの要件として、年間販売額が1,000億円超1,500億円以下で、基準年間販売額の1.5倍以上に当たったことが書かれています。
  • いつから:薬価の改正の通知(保医発0519第4号)は、見直したあとの薬価について「令和8年8月1日から適用される ものであり、それまでは従来の薬価が適用されること。」と書いています。
  • 製造販売元の説明:日本イーライリリーは2026年8月3日の声明(マンジャロの大幅な薬価引き下げに対する声明)で、マンジャロに「持続可能性特例価格調整」が適用され、2026年8月1日付で25%の薬価の引き下げが実施されたと書いています。

なお、この値下げは保険診療の値段(薬価)の話です。自由診療の料金は各医療機関が決めているため、薬価が下がっても、自由診療の料金が同じように下がるとは限りません。

ゼップバウンド・ウゴービ・オゼンピック・リベルサスの薬価

ゼップバウンドの薬価(1キット。厚生労働省 薬価基準収載品目リスト〔注射薬〕令和8年11月1日適用。2026年11月1日確認)
用量ゼップバウンド(参考)同じ量のマンジャロ
2.5mg3,067円1,443円
5mg5,797円2,886円
7.5mg7,721円4,329円
10mg8,999円5,772円
12.5mg10,180円7,215円
15mg11,242円8,658円

ゼップバウンドの薬価は、2025年3月19日に薬価基準に載ったときの値段(日本イーライリリーと田辺三菱製薬の発表)と同じです。同じ成分(チルゼパチド)・同じ量でも、マンジャロ(2型糖尿病)とゼップバウンド(肥満症)は効能が違う別の薬で、薬価も別に決められています。痩せる目的で使う場合は、どちらも保険は使えません。2つの薬の違いはマンジャロとゼップバウンド・ウゴービの違いの記事にまとめています。

ウゴービ・オゼンピック・リベルサスの薬価(厚生労働省 薬価基準収載品目リスト〔注射薬・内用薬〕令和8年11月1日適用。2026年11月1日確認)
薬(効能)規格薬価
ウゴービ皮下注 SD(肥満症など)0.25mg1,764円
0.5mg3,009円
1.0mg5,557円
1.7mg7,429円
2.4mg10,096円
ウゴービ皮下注 ペン MD(肥満症など・1本で4回分)0.25mgペン 1.0MD6,049円
0.5mgペン 2.0MD10,590円
1.0mgペン 4.0MD19,051円
1.7mgペン 6.8MD30,194円
2.4mgペン 9.6MD40,861円
オゼンピック皮下注(2型糖尿病)2mg(1キット)11,151円
リベルサス錠(2型糖尿病・飲み薬)3mg(1錠)143.1円
7mg(1錠)333.8円
14mg(1錠)500.7円
  • ウゴービは2025年11月1日に下がった:中医協の資料(令和7年8月6日)によると、費用対効果評価の結果にもとづく価格の調整で、2.4mg SD は11,009円から10,096円に、0.25mg SD は1,923円から1,764円になりました(適用日は令和7年11月1日)。
  • ウゴービのペン(MD):添付文書には「4 回投与分の薬液を含有するカートリッジをセットした投与量固定、複数回使用のコンビネーション製品」とあり、1本の薬価は4回分の値段です。
  • リベルサス:令和8年3月18日適用のリストでは3mgが139.6円、7mgが325.7円、14mgが488.5円で、11月1日適用のリストでは上の値段になっています。

マンジャロ・ゼップバウンドで保険が使える条件

保険で使える病気と主な条件(各薬の添付文書、最適使用推進ガイドライン チルゼパチド〔肥満症〕令和8年5月改訂・セマグルチド〔肥満症〕令和8年6月改訂。2026年11月1日確認)
薬保険で使える病気主な条件
マンジャロ2型糖尿病添付文書に「あらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮すること。」
ゼップバウンド肥満症、中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群肥満症は、高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかがあり、BMI 27以上で肥満に関連する健康障害が2つ以上、またはBMI 35以上。6ヵ月以上の治療と、2ヵ月に1回以上の管理栄養士の栄養指導。使える医療機関の条件あり。投与は最大72週間
ウゴービ肥満症、肝硬変を伴わない代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)肥満症の条件はゼップバウンドとほぼ同じ形。投与は最大68週間
オゼンピック・リベルサス2型糖尿病添付文書の効能は2型糖尿病

ゼップバウンドの肥満症の条件について、最適使用推進ガイドラインの「対象となる効能又は効果」には「高血圧、脂質異常症又は 2 型糖尿病のいずれかを有し」とあります。一方、2026年9月改訂の添付文書の効能は、2型糖尿病の部分が耐糖能障害(2型糖尿病、耐糖能異常など)に広がっています。資料によって書き方が違うので、実際に保険で使えるかは、肥満症を診る医療機関で確かめてください。

肥満症の条件のくわしい内容は違いの記事の「保険で使える条件」の節にまとめています。

保険の3割負担だといくら?(薬の値段だけの試算)

保険診療で窓口で払う割合は、年齢などで決まっています。政府広報オンラインは「6歳までは2割負担、69歳までは3割負担、70歳から74歳までは原則2割負担、75歳以上は原則1割負担です。」と説明しています。70歳以上は、所得によって3割になる場合があります(厚生労働省の資料)。

下の表は、4本(週1回の注射で4週分)の薬価に3割をかけた編集部試算です。薬の値段だけで、診察料・検査料・処方や調剤の料金などは含みません。実際の窓口の金額とは違います。

4本(4週分)の薬価と3割の金額(編集部試算。薬価は令和8年11月1日適用のリスト。診察料などは含まない)
薬・用量4本の薬価3割の金額
マンジャロ 2.5mg5,772円1,731.6円
マンジャロ 5mg(維持用量)11,544円3,463.2円
ゼップバウンド 2.5mg12,268円3,680.4円
ゼップバウンド 10mg(肥満症の維持用量)35,996円10,798.8円
ウゴービ 2.4mg SD(維持用量)40,384円12,115.2円

ゼップバウンドの肥満症の維持用量は週1回10mg、ウゴービの維持用量は週1回2.4mgです(各薬の添付文書)。

痩せる目的(自由診療)で使うと値段はどうなる?

マンジャロを痩せる目的で使うのは、効能(2型糖尿病)の外の使い方(適応外)で、保険は使えません。費用は全額が自己負担の自由診療になります。厚生労働省のガイドブックは、保険外の診療について「医療費の全額が自己負担となります」と書いています。

  • 値段は医療機関ごと:自由診療の料金は、各医療機関が自分の公式サイトに掲げている金額です。オンライン診療の7社を比べたところ、マンジャロ2.5mg・4本を1か月分だけ処方してもらう場合の合計(初診料・薬代・送料)は、取り扱いを確認できた6社で13,050〜34,650円でした(2026年8月31日時点)。くわしくはオンライン診療の医療ダイエット料金を7社で比較した記事にまとめています。
  • 安全性:厚生労働省は「これらの医薬品を美容・痩身・ダイエット目的で使用した場合の安全性及び有効性は確認されておらず、安易な使用は思わぬ健康被害につながるおそれがあり、危険です。」と書いています。
  • 副作用が出たとき:厚生労働省は「美容・痩身・ダイエット等の目的で適応外使用された場合には、重篤な健康被害が生じたとしても、適正使用と認められず、救済制度の救済給付を受けられない可能性が非常に高いです。」としています(医薬品副作用被害救済制度)。
  • 解約・返金:定期便の解約や返金の決まりは会社ごとに違います。解約・返金を7社で比較した記事にまとめています。

個人輸入・ネットで安く買うのは?

  • 厚生労働省は「GLP-1受容体作動薬等をインターネット等で個人間売買することは違法です。」と書いています。
  • 海外から個人輸入した薬について、厚生労働省は「正規のメーカー品を偽った、偽造製品かもしれません。」と注意しています。
  • 副作用の救済について、厚生労働省は「個人輸入された医薬品による健康被害については救済対象となりません。」と書いています。
  • 厚生労働省は「医薬品等の個人輸入については、通常、メリットよりも危険性(リスク)のほうが大きい場合が多いと考えられます。」としています。

医療費控除は使える?

  • 国税庁の所得税基本通達73-4は「いわゆる人間ドックその他の健康診断のための費用及び容姿を美化し、又は容ぼうを変えるなどのための費用は、医療費に該当しないことに留意する。」としています。
  • 国税庁のタックスアンサー(No.1122)は、医療費控除の対象として、医師による診療や治療の対価と、治療や療養に必要な医薬品の購入の対価を挙げています。
  • 痩せる目的の薬や、肥満症の治療の費用が対象になるかを国税庁が直接書いた資料は、見つかりませんでした(読んだもの=タックスアンサー No.1122、所得税基本通達73-2〜73-5、「暮らしの税情報」令和8年度版)。対象になるかは、税務署に確かめてください。

よくある質問

マンジャロの薬価はいくらですか?

2026年8月1日からは、2.5mgが1キット1,443円、5mgが2,886円、7.5mgが4,329円、10mgが5,772円、12.5mgが7,215円、15mgが8,658円です(厚生労働省の薬価基準収載品目リスト・令和8年11月1日適用)。

マンジャロの薬価はなぜ下がったのですか?

中医協の資料(令和8年5月13日)によると、売れた額が大きく増えた薬の値段を見直す「持続可能性特例価格調整」の要件に当たったためです。下げ幅は25%で、2026年8月1日から適用されています。

マンジャロとゼップバウンドはどっちが安いですか?

保険診療の薬価では、同じ量ならマンジャロのほうが安い値段です(2.5mg=マンジャロ1,443円・ゼップバウンド3,067円)。ただし、マンジャロは2型糖尿病、ゼップバウンドは肥満症の薬で、保険で使える人が違います。痩せる目的では、どちらも保険は使えません。

ゼップバウンドは保険適用になりますか?条件は?

肥満症と、中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の薬として保険が使えます。肥満症は、高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかがあり、BMIの条件(27以上で健康障害が2つ以上、または35以上)、6ヵ月以上の食事療法・運動療法などの治療、使える医療機関の条件がそろう場合です(最適使用推進ガイドライン)。

マンジャロは痩せる目的でも保険が使えますか?

使えません。マンジャロの効能は2型糖尿病で、痩せる目的で使うと適応外の自由診療になり、費用は全額が自己負担です。

自費(自由診療)のマンジャロの値段の相場は?

値段は医療機関ごとに違います。オンライン診療の6社では、2.5mg・4本を1か月分だけ処方してもらう場合の合計(初診料・薬代・送料)が13,050〜34,650円でした(2026年8月31日時点・料金比較の記事)。「相場」を決めた公的な資料はありません。

マンジャロの3割負担はいくらですか?

薬の値段だけで計算すると、2.5mgを4本使ったときは1,731.6円、5mgを4本使ったときは3,463.2円です(編集部試算)。実際には診察料などが加わります。

マンジャロの薬代は医療費控除の対象になりますか?

国税庁は「容姿を美化し、又は容ぼうを変えるなどのための費用」は医療費に当たらないとしています。痩せる目的の薬について国税庁が直接書いた資料は見つからなかったので、税務署に確かめてください。

まとめ

  • マンジャロの薬価は、2026年8月1日に25%下がり、2.5mgは1キット1,443円です
  • 同じ成分のゼップバウンドは2.5mgが3,067円で、2025年3月の発売から変わっていません
  • 保険で使えるのは、マンジャロは2型糖尿病、ゼップバウンドとウゴービは条件のそろった肥満症などです
  • 痩せる目的の自由診療は全額自己負担で、値段は医療機関ごとに違います。副作用が出ても救済制度の給付を受けられない可能性が非常に高いとされています
  • 個人間の売買は違法で、個人輸入の薬は救済の対象外です

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出典